2023年6月27日(火)と28日(水)の2日間、公認米国不動産経営管理士(CPM)取得のために必要な公式セミナー(授業)の初回、ETH800『プロパティマネージャーのための倫理』を福岡会場で受講しました。
福岡会場の場所は、天神からほど近い昭和通り沿いのオフィスビル10Fの貸会議室。
Park Estateからは車でもせいぜい7分程度の場所なので、近くて助かりました。
会場は約20名ほどの受講者で満室。県別で言うと、地元福岡の参加者が多いのは当然として、同じくらい熊本からの参加者がいたことに驚きました。
他には山口から1名、大阪からも1名来られており、授業ごとに全国5ヶ所ほどある会場を渡り歩いて授業を受ける方もおられるそう。
肝心の授業内容についてですが、正直、実際に授業を受ける前までは、なぜ倫理が最初に来るのかな?と不思議に思っていました。
しかしながら、今からちょうど90年前の1933年、アメリカはシカゴで全米不動産管理協会(IREM)*が産声を上げたそもそもの経緯を知って納得しました。*CPMの教育プログラムを提供しているのがIREMです。
と言うのが、当時は大恐慌の真っ只中。
倫理的に問題ある不動産管理を行う会社が目に余る状況を憂いた10社ほどの不動産会社代表が、シカゴのヒルトンホテルに集合し話し合いの場を持ったことを契機に、IREMは誕生したとのこと。
まさにIREMは、倫理を礎に設立された不動産管理士の団体だったのです。
日本においては、未だに不動産業者は『千三つ』(不動産業者が言うことのうち真実は千に三つしかない)などと呼ばれることが多く、倫理に問題ある業者は後を絶ちません💦
最近では『正直不動産』という漫画をご存知の方もいらっしゃることと思いますが、この漫画も不動産屋の平気で嘘を付く倫理観の欠如がテーマだったりします。
そして、この2日間、CPMとして守らなければならない倫理について学んだ中で、特に感銘を受けたのが、IREM職業倫理規定第13条『違反に対する報告の義務』と第14条『執行』です。
どういうことかというと、様々な職業団体が必ずといって良いほど倫理規定を設けていますが、残念ながらこれだけだと実効性に欠けます。
他方、IREM会員はIREMの倫理規定等に違反する者を協会に報告する義務があります。
報告された会員等は倫理委員会*の調査・聴聞といったプロセスを経て、その疑いが濃厚と判断された場合はメンバーシップ停止や剥奪等といった重い処分を課されれるとのこと。*会員メンバーで構成されます。
日本ではなかなかピンときませんが、アメリカではCPMの社会的信用度が大きいが故に、CPMの資格が使えないことは文字通り死活問題となる様です。
職業人としての倫理を守る厳格な仕組みをIREMが構築しているからこそ、CPMが国際的に評価され高い社会的地位を保っているのだな、と納得させられました。
それと同時に弊社も『不動産事業者としての倫理』を大切にしている会社なので、同じ志を持つ団体に所属できることを嬉しく思うと同時に、これからもしっかり自らを律していこうと思った次第です。
ちょうど今、『媒介契約の取説』と題したコンテンツを不動産売却を検討している方向けに作成しており、囲い込みの問題などを取り上げたばかりのタイミングだったので尚更でした。
次の授業は『プロパティマネージャーの為の金融計算と戦略』
実はCPM取得を決めた大きな理由の一つがこの授業なので、来月の受講が今から楽しみです^^