福岡県下最大の物件登録数を誇る、福岡県宅建協会が運営する不動産ポータルサイト”ふれんず”のデータを元にした市況レポート2022年10月〜12月分をお送りします。不動産のご売却ご購入を検討されている方は参考にして下さい。
なお、本日のふれんず物件研究室は節目の160回目となりますが、今回を持ちまして本コンテンツは一区切りさせて頂き、来月からは新たなコンテンツがスタートいたします。
ふれんず物件研究室、節目の第160回目。本日2023年4月26日(水)は、ふれんず市況レポート2022年10月〜12月をご紹介します!
ひとまず本日にて、ふれんず物件研究室の公開は最終回となります。
この決定にはいくつか理由がありまして、まず大きいのが、何度かご訪問頂いている方はご存知のように年が明けてから見所ある物件が以前にも増して中々出てこないため、本コンテンツが事実上の開店休業状態になってしまっていたこと。
第2に、物件研究室というタイトルに縛られてしまい、物件以外のコンテンツをUPしづらかったこと。
実は2023年に入って以来、ふれんず物件研究室の今後をどうしようかと検討していました。その結果、ゴールデンウィーク明けのタイミングで、物件に縛られることなくもっと自由に投稿できるフォーマットに刷新することとしました。
最近は中々UP出来ずにいましたが、これまで『ふれんず物件研究室』をご愛顧頂きまして、誠にありがとうございましたm(_ _)m
なお、今後も社内では引き続き、不動産の目利き力を鍛えるために、ふれんず新着物件パトロールの取り組みを続けて参ります。
本当の意味で資産となる優良物件をお探しの方は、どうぞお気軽にお問合せ下さい。
【福岡市中央区】成約売買・土地の動きについて
◉成約件数
前年同時期比100%UPしました。2年前と比べても増加しています。
◉成約価格
前年同時期比33.5%UPしました。価格帯別成約件数シェアに目を向けると、とうとう3000万円以上の価格帯が80%以上を占めるようになりました。
◉平米単価
前年比で9.2% DOWNし,7期ぶりに前年同期を下回りました。大きな転換点の可能性があります。
◉土地面積
前年比42.1% 拡大しました。土地面積別成約件数シェアを見ると、100㎡以下の取引が半数を占める結果となっていますので、数少ない広い土地の取引が全体の数字を引き上げていると思われます。
【福岡市中央区】成約売買・中古戸建住宅の動きについて
◉件数
前年同時期比400%UP(!)しました。実際のところは中央区における実需物件の大半はマンションゆえ、成約件数自体はたったの5件です。
◉価格
他方、成約価格については、前年同時期比51.7%DOWNしました。価格帯別成約件数シェアに目を向けると、とうとう3000万円以上の価格帯が90%を占めるようになりました。
◉土地面積
前年同月比で4.7% 拡大,3期連続で前年同時期を上回りました。
◉建物面積
前年比で 36.3%縮小し,3期ぶりに前年同期を下回りました。
【福岡市中央区】成約売買・中古マンションの動きについて
◉件数
成約件数では、前年同時期比27.7%UP(!)しました。6期ぶりのことです。ただし2020年の数字には及びません。
◉価格
他方、成約価格については、前年同時期比7.3%UPしました。価格帯別成約件数シェアに目を向けると、3000万円以上の価格帯のシェアが毎年上昇していることが分かります。
◉平米単価
前年同月比で14.9% 拡大,8期連続で前年同時期を上回りました。
◉専有面積
他方、専有面積は4.2%縮小。6期連続で縮小しています。
【ふれんず市況レポート2022年10月〜12月】まとめ
2022年10月から12月にかけての3ヶ月間における土地の売買件数は5件であるため有意なサンプル数と呼べるか多少の疑問は残ります。
とはいえ、7期ぶりに平米単価が前年同期間比で約10%下落したことは刮目に値します。
他方、中央区の売買種目のメインである中古マンションについては、成約件数、価格ともに引き続き上昇しており、なぜ土地と中古マンションでねじれが生じているか気になるところです。
今後発行される2023年1月〜3月の市況レポートにて中古マンションの成約件数と価格が下落に転じるか否かが一つのポイントになりそうです。
以上となります。それではこれにて物件研究室は一区切りとさせて頂きます。ご愛読ありがとうございました。