東区にある香椎宮に参拝がてら、日本3大名水の一つ”不老水”を汲みに行きました。
この”不老水”は、なんでも、3世紀ごろ、新羅遠征の際に香椎に陣を敷いていた武内宿禰(たけうちのすくね)が、天皇皇后にお出しする料理を作るために使っていた名水で、その武内宿禰自身もこの水を飲み続けて、300年以上長生きしたとの言い伝えがあることから”不老水”と命名されたのだとか。
このような言い伝えを持つ日本3大名水が、自宅から車で30分圏内の近場にあることをつい最近知った僕は、家族を誘って参拝がてら香椎宮まで出かけたのでした。
久々の香椎宮でしたが、境内はなんとも言えない神々しい気配に満ちており、福岡有数のパワースポットの一つだと改めて思いました。
参拝を終え、いよいよ不老水の場所へ向かいました。香椎宮敷地の外に出て、住宅街の中をトコトコ歩くこと5分足らずで、目的地に到着。
山の中にある様なシンプルな水汲み場を想像していたので、鳥居があって奥には社(やしろ)がある、立派な造りにまずびっくり。
社の扉を開けると中はこんな感じ。水を汲む時以外はいつも蓋で閉じられています。
蓋を開けたらご覧の様に、水量はかなり少なめ。
年々水量が減ってきているそうで、汲む量は一家族あたり4リットルまでと決められています。
口に含むと、清冽で無味無臭。我が家は、有り難く、ペットボトル2本分の水を汲んで自宅に戻りました。
次の日の朝、さっそくこの”不老水”でコーヒーを淹れて飲んでみたのですが、いつもより格段に澄み切ったコーヒーの味にびっくり。水として飲むよりもコーヒーの方がより水の違いを実感することが出来ました。
香椎宮と”不老水”の場所は・・
”不老水”の場所は、香椎宮から徒歩約5分。
車で行かれる場合についてですが、”不老水”の周りは住宅街でコインパーキングもないため、香椎宮の駐車場に停めるのが良いと思います。公共交通機関を利用すると中央区天神から約40分の距離です。
なお、”不老水”を汲むことが出来るのは朝10時から15時に限定されていますので時間にはご注意を。
上記写真は、西暦200年、神功皇后様がこの地に植えたとされる香椎宮の御神木”綾杉”。近くにいるだけで、パワーをもらえます。