2022年3月3日(木)ふれんず新着レビュー第17回目は、福岡市中央区地行、福岡ドームやMARK ISまですぐの戸建て物件をピックアップ。パークラインからはちょいと外れていますが希少性が高いユニークな物件であることと、不動産購入の一つのモデルケースとして参考になるのではと思い、ご紹介することとしました。
割高な物件に指値をして不動産購入するという選択肢
こちらの物件、実は昨年以来、ずっとふれんずに掲載されており、もはや重鎮に近い佇まい。後ほどご紹介しますが、物件自体は決して悪くなく、むしろ個性が光るポテンシャル高い物件となります。
そんな物件が売れ残る理由は単純で、相場と比べて物件価格が割高なため。掲載後数ヶ月経ち、売出価格から数千万値下がりしましたが、依然として割高感が残る値付けとなっています。
不動産の買い方にはいくつかありますが、このように割高だけど物件自体は良い場合、一定期間経ったのちに指値をするといった方法が考えられます。掲載直後の指値に関しては、よほどの理由がない限り通ることは稀ですが、このように半年以上経っても成約していない物件に関しては指値が通る可能性が出てきます。
物件探しをしていると、割安物件を探すことに気を取られてしまいがちですが、一方で価格が理由で売れ残っている物件についても、指値をして適正価格で購入出来る可能性があることも覚えておいて損はないと思います。
福岡ドーム・MARK IS側の森に住む暮らし
さて物件についてですが、下の写真の右手ですね、緑が敷地から溢れ出さんばかりに生い茂った約85坪のゆとりある敷地に、一階床面積約15坪ほどの小ぶりなコンクリート造の戸建てが建っています。
場所は、福岡ドームやMARK ISが目の前の立地。表通りからは一本入った場所ですので閑静な住宅街と言って差し支えないと思います。すぐ側にはコンビニがあり、その敷地からもこの森の様子を見ることが出来ます。
こちらはリビング、無垢フローリングと煉瓦造りの暖炉、それに木製建具の組み合わせがレトロモダンで素敵です。個人的には映画のセットみたいだと思いました。ここのオーナー、相当美意識が高い方の様で、他のお部屋についても随所にそのセンスが感じられます。敷地の緑についても一見ただ野放しにした結果の様にも見えますが、どうやら話を聞くところによるとオーナーが森のような庭を意図して作り上げたものだそう。
レイアウトはこちら。建物面積68.59㎡と1人で暮らす分には十分な広さ。家族だと若干狭いかもしれませんがこの空間に合わせて、暮らしを断捨離してミニマリストとして住むのもありかな、と思わせるカッコ良さがこの家にはあります。もしくはセカンドハウス的な使い方もありだと思います。
次の写真は玄関、天井が高くてこれまたカッコ良い。
不動産は、大量生産される工業製品と異なり一期一会の出会いがあるのが面白いところ。このユニークな物件などまさにその典型かと。ご興味ある方はお問い合わせを。
価格 | 成約済 |
土地面積 | 公簿 279.68㎡ (約84.60坪) |
建物面積 | 68.59㎡(約20.75坪) |
所在地 | 福岡県福岡市中央区地行4丁目 |
交通 | 福岡市空港線唐人町駅 徒歩:8分/640m 福岡市空港線西新駅 徒歩:15分/1200m バス:PayPayドーム(西鉄バス) 停 徒歩:3分/240m |
建物構造 | RC |
土地権利 | 所有権 |
階建 | 地上2F |
築年数 | 1956[S31]年11月 |
容積率・建ぺい率 | 60%・200% |
接道状況詳細 | 二方道路(除角地) (北西、幅:7.1m、公道、接面:14.5m、位置指定無、舗装有/南東、幅:4m、公道、接面:3.9m、位置指定無、舗装有) |
用途地域 | 二種住居 |
設備 | リビング階段、縁側、サンルーム、キッチンに窓、浴室に窓、温水洗浄便座、押入れ、ルーフバルコニー、南側敷地に庭、上水道、下水道、 |